【東京都立川市矯正歯科】生活習慣できれいな歯ならびを手に入れる??
もしもわが子の歯ならびが悪くなってしまったら、矯正をしますか?
矯正は、どんな悪い歯ならびでもきれいにしてくれる素晴らしい技術です。
しかし矯正には、5~10年ほどの長い期間と費用もかかります。
そもそも歯ならびが悪くなってしまう原因とは何なのでしょうか?
歯ならびが悪くなる原因には、先天的な要因と後天的な要因があります。
実は、歯ならびは全身のバランスと大きく関係しています。
普段何気なく行っているクセ、食生活などの習慣が歯ならびを悪くしている可能性があるのです。
歯並びが悪くなる原因
1.指しゃぶり
指しゃぶりのクセがあると、指で前歯を押し上げているような状態になり、歯ならびを乱すことがあります。しかし「指しゃぶり=絶対やめさせるべきもの」ではありません。指しゃぶりは赤ちゃんや子どもの健全な精神発達段階の一つとして必要な反応だといわれています。3歳頃までは様子をみてあげてください。3歳、4歳を過ぎても長時間続くようであれば環境を整えてやめる方向にサポートしてあげることが大切です。
2.頬杖(ほほづえ)
歯は、弱い力でも頬杖のように長時間、力が加わることで、少しずつ歯が内側に倒れ、歯ならびを乱す原因になります。また成長期だと、下顎の成長の妨げになり、上顎前突(いわゆる出っ歯)になりやすいといわれています。
顎の位置がずれると噛み合わせなどのずれにつながり、頭痛や肩こり、体調不良を引き起こすこともあります。
3.猫背
子どもの食事の時、ゲームをしている時の姿勢はどうですか?
近年ではスマホやタブレットでゲームをする子どもも多く、猫背の子どもが増えてきているといわれています。
猫背になると、頭が丸まり前に出てしまっている状態です。胸を広げることができず呼吸もしにくくなって口呼吸になり、様々な悪い歯ならびの原因になります。
食事の際にも大人のテーブルやイスは子どもの身長には合いません。テーブルの高さが低すぎると自然と頭は下向きの姿勢となり、逆にテーブルの高さが高すぎると頭は上向きになってしまいます。知らず知らずのうちに背骨が曲がった状態になってしまいます。食事は毎日のことなのでその影響はかなり大きいといえます。
4.柔らかいものばかり食べる
昔に比べ、洋食化により噛む回数が減ってきています。柔らかいものばかり好んで食べ硬い食べ物をあまり食べないでいると、口の周りや顎の筋肉骨の成長が妨げられ、歯が正常にならぶスペースが不足してしまいます。
5.片方だけで噛んでいる
食事の時、右だけ左だけで噛んでいませんか?片方でばかり噛んでしまうと片方ばかりに負荷がかかります。一時的なら問題ありませんが、ずっと続けているといろいろな弊害が生まれてきます。
「左右の目の大きさが違う」「口角が片方だけあがっている」など見た目にも変化が現れ、噛み合わせを乱すばかりか顎や顔にゆがみが出てくることもあります。
6.乳歯の虫歯
「虫歯と歯ならびって関係あるの?」そう思う方もいるかもしれません。
実は大きく関係しています!!
大きな虫歯になると乳歯が抜けるのが早くなったり、逆に抜けずに残ったままになってしまったりすることがあります。早めに抜けてしまうとその場所に歯の無い期間が長くなり。隣の歯が傾いてきてしまいます。なかなか抜けない場合、乳歯が邪魔で永久歯がまっすぐ出てこらえず、斜めに生えてきたりしてしまいます。
普段何気なく行っている生活習慣の積み重ねが、歯ならびへ悪い影響を与えてしまっているのが分かります。
しかし逆を言えば、良い生活習慣から「歯ならびが悪くならないよう予防ができる!」ということです。
予防のポイント
予防のポイントを紹介します。
1.姿勢を正しくすることを意識する
子どものことをよく観察し、悪い姿勢で本を読んだりゲームをしたりしていないか確認しましょう。
もし姿勢が悪いようであれば、子どもの成長に合わせたイスなどを用意し姿勢が悪くならないような環境づくりをサポートしてあげましょう。
2.よく噛んで食べる
普段の食事の中で噛む回数を増やせる食材を使用してみましょう。
(例:煮干し、昆布、タケノコ、レンコン、さつまいも、大豆など)
またおやつも柔らかいケーキやお菓子ではなく、小魚やリンゴ、梨などのフルーツをあげることで栄養も取れ、必然的に噛む回数が増えますね。
ハンバーグなどにレンコンをまぜたり、食材を少し大きく切ってみたり調理方法も工夫してみることがおススメです。
3.定期的な歯科医院での予防ケア
やはり保護者だけでは子どもの歯並びの状況や虫歯を把握するのは難しいです。
口腔内に問題はないか、ケアは行き届いているかをプロの先生に定期的にチェックしていただきましょう。
今、生活スタイルの変化によって上手く「噛む」ということができない子どもが増えています。
普段の生活を少し見直すことで、子どもの顎の成長を助けることができます。
全部はできなくても、まずは出来ることから実践してみてください。
親と子一緒になって、良い歯並びを目指しましょう!!
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