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子どもの歯科矯正はいつから始めたらいい?開始のタイミングや進め方について解説!

小児歯科クリニックの選びのコツは?

子どもの歯並びが気になりだしたけど、「まだ早いかな?」「この年齢で矯正は負担になりそう」などと、開始時期に悩まれている親御さんも多いのではないでしょうか。

今回は、矯正治療を開始する時期の目安や、治療の流れを解説してきます。

 

子どもの歯科矯正とは?

子どもの歯科矯正で最も重要なのは、口腔機能を高めていくことです。

口腔機能とは、食べ物を噛んだり、飲み込んだり、しゃべったり、呼吸をすることです。

 

従来の子どもの歯科矯正は、“歯を並べる”ことだけが目的でしたが、最近は口腔機能を高めていく流れになってきています。

口腔機能を高めることにより、よりよい成長発育を引き出して、あごや口周りの筋肉、組織の成長を高めていくのです。

矯正装置を使用する前に、その準備段階として、口腔機能トレーニングを行うことにより、歯並びはもちろん、バランスのとれた可愛いお顔を目指します。

 

子どもの歯列矯正は大人の矯正と少し違い、あごの骨の成長を利用した矯正方法や、口の周りの筋肉を利用した矯正方法などがあります。

子どものうちから矯正を開始することで、あごの成長を促し、将来的に歯並びを整える必要がなくなることもあります。

 

子どもの歯科矯正開始のタイミングは?

信頼できる歯医者は、何を基準に選べば良いのか?

前述しましたように、子どもの矯正治療は、実際に矯正装置を使用する前に、口腔機能向上を目指す、トレーニング期、準備段階が必要です。 したがいまして、早い時期、まだ、生え替わりの始まっていない幼児期はもちろん、乳児期、さらに、お母さんのお腹の中、妊娠期など、始められればそれがベストです。

従来、古い考え方として、子どもの矯正には大きく「第1期治療」「第2期治療」に分けていました。 ご参考までに、それについて説明します。

 

乳歯から始める1期治療

第1期治療は、乳歯のみの時期・乳歯と永久歯が混ざっている時期に始める治療のことを言います。「混合歯列期」とも呼ばれ、だいたい6~11歳くらいに開始していました。

歯の生え変わりとともに、あごの骨の成長が活発な時期のため、この時期に行う治療は、骨格・歯並び・悪習慣の改善・永久歯が生えてくるスペースの確保などが主な目的です。

 

永久歯が生えそろってから始める2期治療

第2期治療は、永久歯が生えそろう時期に開始する治療のことで、だいたい12歳ごろが目安です。第1期治療だけでは改善しなかった歯並びや、第1期治療を行わなかった場合に、永久歯の歯並びを整え、咬み合わせ(かみあわせ)の改善などを目的として治療を行います。

第2期治療は永久歯が生えそろった時期に行う治療のため、大人の治療と同じ扱いです。あごの成長は15歳くらいには止まってしまうため、第1期治療のようなあごの成長を利用した治療は期待できません。そのため、歯がきれいに並ぶスペースがない場合は抜歯をすることもあります。

 

第1期治療、第2期治療の課題

このように、従来の矯正治療は第1期、第2期と分けられて考えられてきました。

しかし、以下の理由で課題が出てきました。

 

①子どもの口周りの成長発育が悪くなってきた。

②子どもの口腔機能が良くなくなってきた。

③歯の生え替わりが遅くなり、矯正治療(第2期)終了が遅くなってきた。

④早期治療によりより重症化する前に対処できるので、第1期、第2期という時期まで待っていると状態が悪くなってしまう。

 

とくに早期治療が必要なケース

前述したとおり、子どもの矯正治療は早いに超したことはないですが、とくに、「受け口」「開口(かいこう)」「出っ歯」は早期治療が必要です。

受け口とは、通常の前歯は上の歯が前、下の歯が奥に咬み合わさっていますが、反対になっている状態の咬み合わせのことを言います。あごが成長している時期に適切な治療を受ければ、治療期間が短縮されます。

 

開口とは、前歯が咬み合わず奥歯だけが咬み合っている状態の咬み合わせです。前歯で食べ物をうまく噛み切れず奥歯をよく使うようになります。開口の原因は、無意識に舌で歯を押している悪習慣であることが多く、早めに悪習慣を改善させるトレーニングが必要です。

 

出っ歯はご存じの方も多い、前歯が前方向に出ている歯並びのことです。出っ歯も舌で前歯を押す癖がある子どもに多い歯並びです。また、上あごが歯の大きさに比べて小さいと歯がきれいに並ばずに前方向に突き出したり重なって生えてきたりします。あごの成長が止まる前に、上あごのスペースを広げるような治療が有効的です。

 

子どもの矯正治療の進め方

信頼できる歯医者は、何を基準に選べば良いのか?

子どもの治療の進め方は大きく分けて三つです。あごの状態やどの程度きれいにしたいのかによって、治療を開始する時期や期間も変わってきます。

 

1期治療のみで終了する場合

6~11歳の間に開始する第1期治療のみで終了するパターンです。

 

・あごの骨格が改善された

・永久歯が並ぶ十分なスペースが確保できた

・悪習慣が改善され歯並びが整ってきた

・本人や保護者がこれ以上の治療を望まない

 

ドクターがこれ以上の治療は必要ないと判断した場合や、親御さんが希望していた歯並びに整うと第2期治療へ移行せずに治療を終了させます。第1期治療のみで終了すると、矯正治療費もグッと抑えられます。

(近藤歯科クリニックは原則、第1期治療のみの考え方で矯正治療を行っています。)

 

1期治療から2期治療へ移行する場合

第1期治療で十分な改善が見られなかった場合は、第2期治療へ移行し継続して矯正を続けていきます。また、本人や親御さんの意思でもう少しきれいに整えたいと希望がある場合にも治療を続けていきます。

第1期治療を終了してから第2期治療を開始するまで、数年の期間があくことがあります。第2期治療は永久歯が生えそろうタイミングで開始するため、個人差があります。引っ越しや受験などがある場合は、事前に歯科医と相談しておきましょう。

 

2期治療から始める場合(成人矯正と同じ考え方)

第2期治療から始めるパターンは、第1期治療の期間を過ぎてしまい受けられなかった場合や、大人になってから歯並びが気になり始める場合です。主に審美的な改善を目的としています。

第2期治療では主にワイヤー矯正やマウスピース矯正を適用し、あごの成長を利用した矯正はできません。近ごろでは、目立ちにくく取り外しが可能なマウスピース矯正が注目を集めています。

 

まとめ

子どもの矯正治療をはじめるタイミングをご紹介しました。

矯正治療は歯科治療の中でも専門的な分野で、個人差が大きくでる治療です。気になることがあれば、歯科医に相談しはやめに疑問を解決しておきましょう。

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