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よくある質問

子どもの矯正治療を始める時期は?

矯正装置(床矯正装置、マウスピース矯正装置)どちらも、上顎の左右中切歯が生えた時期、6~7歳の時期が理想です。

従来の矯正治療の考え方では、永久歯を抜くのが前提でしたので、小学校高学年の10歳以上でした。

ただ、現在もその考え方で「様子を見ましょう」と言われることがありますが、幼児期でも、その時期にやるべき事はたくさんありますので、早めにいらしてください。

こちらもご参考に⇒「子どもの矯正治療の始める時期」

矯正治療の費用は?

当クリニックでは、矯正治療を患者さんにとって身近なものにしていただくために、床矯正は従来の矯正治療の半額ほど(税込み36万円~50万円)に抑えています。

床矯正の適応ではない場合もマウスピース矯正(インビザライン)も税込み81万ほどで床矯正ほどではないですが、抑え気味にしています。

こちらもご参考に⇒「矯正費用について」

治療期間の短い矯正は?

インビザラインは従来の矯正治療のおよそ1/3ほどの期間で、たとえば、今まで歯を動かす期間が3年以上かかっていたケースが1年ほどの期間で可能になりました。

ただし、歯を動かした後の保定期間は1年必要です。

これはコンピューターソフトで、歯の移動を三次元的に計算し、効率よく無駄な動きなしに動かせるようになったためです。

歯にかかる力もソフトで痛みもほとんどありません。

詳しくはこちらへ⇒「インビザライン

不正咬合の種類は?

大きく分けて4種類あります。

  1. 上顎前突(じょうがくぜんとつ)・・・上の歯が前に出ている状態、いわゆる“出っ歯”のことです。
  2. 下顎前突(かがくぜんとつ)・・・下の顎が前に出ている状態、いわゆる“受け口”の状態です。
  3. 開咬(かいこう)・・・上下の歯がかみ合わない状態、前歯がかみ合わない状態、奥歯までかみ合わない状態もあります。
  4. 叢生(そうせい)・・・歯が重なって生えている状態、よく見られるのが、犬歯が歯の列から飛び出している状態で“八重歯”と言われます。
    さらに、①と③が組み合わさった状態、①と④が合わさった状態など、複雑になればなるほど、治療の難易度も増していきます。
    こちらもご参考に⇒「不正咬合の種類とは
目立たない矯正とは?

従来の固定式のマルチブラケット装置は目立ちましたので、それを歯の内側につける舌側矯正も考えられました。ただ、この舌側矯正は表からは見えないですが、歯を動かす痛みは変わらず、かえって舌に触って、舌の痛みが新たに出てきました。

そして矯正費用も高額になってしまいました。

そこで、おすすめなのがマウスピース矯正です。

このマウスピースは透明で、厚みもなく、目立ちませんし、違和感もほとんどありません。

取り外し式なので、食事の際には外す事が出来ます。

詳しくはこちらへ⇒「インビザライン

子どもの前歯が乳歯が抜けたのに生えてこない

よくお母さま方から相談されるのは、「上の歯の真ん中の2本(中切歯)は生えてきたのに、隣の歯(側切歯)が生えてこない」というものです。

「これは抜けた乳歯に比較して永久歯が大きく、生えてくる場所がなく、引っかかった状態です。」と説明しています。

対処法としましては、前歯でよく、食事をかんでもらい、顎を成長させるか、矯正装置を入れて側切歯の萌出するスペースをつくっていく、の2つの方法があります。

床矯正での治療は治るのでしょうか?

床矯正について当クリニックでは、床矯正装置を使用するだけでなく、口腔機能訓練(MFT)ならびに、“食事をよくかむこと”を必要条件としています。

床矯正装置の使用だけですと、歯の傾斜は治らず、歯列も整わず、かみ合わせも合いません。

床矯正治療=床矯正装置の使用+機能訓練(バイオセラピー)なのです。

そして、床矯正治療の適応も、大人、子どもともに、軽度の歯列不正(叢生)で、咬合状態が安定しているケースに限られます。

ただ、子どもの場合、幼児期から、機能訓練(当クリニックでは“OMT”と呼んでいます)にしっかりと、親御さんの理解のもとに取り組んでいただければ、当初は難しいケースでも、床矯正治療が可能になる場合もあります。

こちらもご参考に⇒「床矯正の治療は治るのでしょうか?

なぜ、永久歯を抜かないで矯正治療が可能なのですか?

小児の場合は、本格的な成長発育期(男の子は11歳~、女の子は10歳~)前に歯列をある程度整え、機能訓練も行うことにより、顎の健全な成長発育を引き出します。

大人の場合は、成長発育は望めませんから、歯並びのアーチの拡大(歯並びの良くない人は歯並びのアーチが狭くなっている)、歯の後方移動、歯のエナメル質の一部分(0.25mm)を削って歯の並ぶスペースをつくります。

矯正治療後の後戻りを防ぐには?

歯並び、かみ合わせにはその原因があります。

原因としては、影響の大きい順に


  1. かみ方
  2. 呼吸
  3. 生活習慣
  4. 遺伝的傾向

遺伝的傾向は仕方が無いにしても、他の変えられる事を変えずに、ただ歯並びの形だけ変えても、また元の歯並びに戻ってしまいます。
歯はかむため、機能するものです。かみ方、習慣を変えていくのです。
近藤歯科クリニックでは、矯正治療開始前から患者さんに、歯を動かす際には現状を変える必要性をご説明し、矯正治療中も常に機能トレーニングの進捗度をチェックしています。

機能トレーニングについて教えてください

当クリニックでは、口腔機能の向上に、まず、“よく、かむこと”を第一に考えています。

歯並びの良くない方の場合、まず、よくかんで食事をされていません。

たとえば、幼児期のお子さんの歯並びはそれほど個人差はありませんが、年月を積み重ねるほど、小学校高学年になるほど、かむ人とかまない人の圧倒的な差が出てきます。

そしてその人の歯並びをみれば、かんでいるか、かまないのか、すぐに分かります。

また、食事でかむことが足りない場合は、お子さまの場合はチューインガムをかむことをおすすめしています。大人の場合は、歯に負担をかけすぎるのであまりおすすめしていません)

また、機能トレーニングでは、舌のトレーニング、舌で音を鳴らす“ポッピング”を動画でアップし患者さんに練習してもらっています。

さらに、生活習慣も変えるべきところは変えてもらっています。

こちらもご参考にされてください⇒「小児矯正とバイオセラピー

歯並びの良い子どもに育てるには?

実際に矯正治療をせずに、良い歯並びにすることが理想的です。

そのためには、生まれる前から、お母さんになる前から、の準備、知識が必要です。

当クリニックでは、妊婦歯科健診でいらした妊婦さんに、“お子さまの歯並び”についてご希望される方には別に時間をとってお話をしています。

歯並びに最も影響を与えるのは、授乳期の授乳の仕方であり、これによってお子さまの舌の状態が決まってしまいます。

従来言われてきた、遺伝的傾向よりも、この生まれてすぐの対処の仕方によって、口腔機能に大きな影響を与えてしまうのです。

離乳期、幼児期、小学校入学時など、それぞれやるべきことはあります。

矯正治療が必要になる場合でも、なるべく手間と費用と時間がかからないに、越したことはないですね。

実際には、そのお子さまの年齢、歯の様子に合わせて、むし歯治療時などにも、いつも当クリニックではご説明するようにしています。

こちらもご参考にされてください⇒「歯並びの良い子どもにするには?

床矯正治療は大人でも可能ですか?

可能です。

当クリニックの矯正治療は取り外し式の矯正装置を使用する床矯正と同じく取り外し式のマウスピース型矯正装置を使用するインビザラインによって行っています。歯を動かすことにおきましては、全く問題ありません。あごの成長は望めませんが、大人の場合は目的意識がしっかりしていますから、かえってお子さんより歯が動くのが早いことが多いです。


ただし、適応が限られています。


  • 比較的軽度の歯の重なり
  • 前歯のかみ合わせがしっかりとしている(上の歯が下の歯を1.5mm以上カバーしている状態)
  • 上下の顎の前後的な“ズレ”が少ない(重度の上顎前突、および下顎前突=受け口は適応外)
  • 完璧な歯並びを目指さない方(自然なきれいな感じにはなりますが、細かい歯の傾斜、回転などは修正は難しい)
  • 機能トレーニングに取り組める方

床矯正は、費用も安く、気軽に取り組める矯正治療です。

当クリニックに来られる患者さんには、子どもも大人も、床矯正が可能であれば、まず、第一選択として床矯正をおすすめしています。

なお、床矯正治療が難しい場合、仕事中に床矯正装置を装着しにくい場合、矯正治療の期間短縮を希望される場合はマウスピース矯正(インビザライン)をおすすめしています。

最近の子どもたちの歯並びの傾向について

顎の発育状態が悪くなっていて、歯の重なりもより重度になっています。

20年程前の幼児歯科検診、クリニックに来院される6歳以下のお子さまの歯並び(乳歯列期)は、前歯の歯と歯の間にすき間がみられるケースが多かったように思います。

このすき間は乳歯より大きい永久歯が生えるスペースとして必要なものです。

ところが、現在、この前歯のすき間があるお子さんは滅多にみることが出来ません。

そして、矯正治療を始めてみると、上顎の犬歯(糸切り歯)が本来生えるべき場所に生えず、前歯寄りにすでに生えている永久歯の上に出てきてしまう異所萌出や、下顎の最後に生えてくるはずの第二大臼歯が引っかかって出てこない子が多いことにも気づかされました。

これは、私が大学で学んだ30年前の情報にはありませんでした。

歯の大きさ、形は遺伝しますが、顎の成長度は環境的原因が大きいため、歯と顎の大きさのアンバランスが大きくなってきたと言えます。

今後もこの傾向はさらに強くなると考えられます。

最新の矯正治療を教えてください。

従来は、矯正治療は、歯に金具をくっつけて歯を動かすマルチブラケット装置が主流でした。

痛みも強く、固定式なので、むし歯にもなりやすく、患者さんにとって辛い治療でした。私も学生時代、体験しましたが、矯正装置調整後は、2、3日、痛くてまともに食事が出来なかった記憶があります。

現在、マウスピース矯正が伸びています。

このマウスピース矯正は、まず、痛みがほとんど無く取り外しが簡単にできます。

さらに、目立たないので助かります。

そして最も素晴らしいのは、歯がブラケット装置よりも速く動かせることです。

歯を動かす方向も、三次元的にコンピューターソフトが計算して最も合理的なものがしめされます。

従来のマルチブラケット装置と比較して1/3程度の期間で歯を動かせるのです。

今後、矯正治療は、マウスピース装置が主流になっていくと思われます。

詳しくはこちらへ⇒「インビザライン

歯並びの原因とは?

以下挙げてみます。


  • 舌の動き、位置(飲み込み方)
  • 呼吸の仕方(口呼吸か鼻呼吸か)
  • かみ方(咀嚼)
  • 寝相
  • 姿勢
  • 食べ物の嗜好
  • ご本人の性格、趣味、仕事内容
  • 遺伝的傾向

歯並びに関しましては、上記のように、環境的原因、生まれてからのさまざまな周囲の環境による影響が大きいです。

ですから、お子さまの矯正治療に関してもより早期に取り組まれた方が、軽度のうちに対応できるので、手間も費用も少なくなるといえます。

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