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|子どもの矯正|小児矯正

小児矯正に必要なのはお子さまの「やる気」

矯正治療を始める時期

矯正治療を始める時期

矯正治療を始める最も適した時期は子どもの場合、医学的に永久歯が生え変わりはじめる小学校低学年(できれば2年生)と言えます。

ちょうど下の前歯2本が生え変わり(左右中切歯)、上も前歯2本の永久歯(左右中切歯)が生えてきた頃です。

 

奥歯は上下左右の第一大臼歯(6歳臼歯)も生えています。

ちなみに大人の場合は、ご本人が矯正治療を受けたい、と受診された時です。

 

大人は自分で決心して治療を受けるわけですから「当たり前!」と言われそうですが、実は子どもも同じなのです。

医学的には小学校2年生ですが、お子さまご本人も“歯並びを良くしたい!”と思ってくれないと、せっかく矯正治療を始めても良い結果が得られないこともあります。

 

子どもの矯正治療はお子さまの「やる気」次第です!

お子さまの「やる気」

その理由としましては、

 

  1. 自分で取り外し式の装置なので装着時間が一定時間以上必要
  2. 舌のトレーニングなど機能トレーニングをやるかどうか
  3. 長期間の治療なので、お子さまの気持ちが大事

 

一般的に男の子より、女の子のほうが“お顔”に関することで、容姿を良くしていこうとする意識が高いです。

女の子の場合、ほとんどのお子さんは「もっと可愛くなるよ!」と言うとうれしそうに笑ってくれます。

 

一方、男の子の場合は小学校低学年では、“お顔”、“歯並び”に対する意識は高くない子がほとんど(それが普通と言えますが)です。

そして小学校低学年では、まだ犬歯が生えてこないので、犬歯がボーンと歯列から横にはみ出した、いわゆる“八重歯”の状態をイメージしづらいのです。

 

一応、歯を動かせる模型を使ってお子さまに説明するのですが、今一歩理解しにくいという感じです。

 

男の子でも小学校高学年から中学生にかけて、上あごの前歯(中切歯)が前に飛び出してきて、“出っ歯”になってしまうと気になってくれますが、“出っ歯”の状態の矯正治療は小学校低学年からする必要がありますので、お子さんが気付くのが遅い!という感じです。

 

保護者の方へのお願い

保護者の方へのお願い

保護者の方が、お子さまの歯並びが気になっている場合、矯正相談に来られる前に小学生以上の場合、「○○ちゃん、もしくは△△くんの歯並びはちょっと××だよ」というようにお子さんにやさしく指摘してあげてほしいのです。

 

そして、保護者の方も歯並びが良くなければ、「この歯並びで、ずっと悩んでいる、気にしているんだよ」などとお子さんに話す。

また、永久歯を抜いて矯正した、とかのご経験があれば、それもよく話してあげてください。

 

そうやって、“歯並び”、“歯”に対する意識を高めていくのです。

もちろん、私たちも、専門家の意見、アドバイスとしてお子さんに話させていただきます。

 

お子さんを褒めてあげることも大事です!

褒めてあげることも大事です

矯正治療は、最初の型採りから始まって、矯正装置の長時間の装着、日々のトレーニング、食事の際にもよくかむこと、など生活の中で長期間にわたってやらなくてはならないことが続きます。

 

従来の矯正治療の中では永久歯を抜いたり、痛みの強い処置を受けたり、装置を食事の時にも外せなかったり、のつらい体験よりはマシですが、矯正治療はやはり、お子さんにとって大変だと思います。

頑張って装置をつけていてくれたら褒めて、トレーニングしているときは一緒についていてあげて、さらに、毎日矯正装置がちゃんとキチッと入っているか見てあげてください。

 

キチッと入っていたら、褒めるのです!

「○○ちゃん、えらい!」

 

そして歯並びが良くなってきたら、お子さんと一緒に喜んでください。

ちょっと大げさくらいに。

 

小児矯正を親子で楽しんじゃいましょう!

そして身体の成長とともに心の成長も。

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